第360回サンデーセミナー(2019年7月)専門医から学ぶシリーズ〈糖尿病〉

第360回 サンデーセミナー
【日時】 2019年7月21日(日) 10:00~12:00
【会場】 岡山市勤労者福祉センター4F大会議室
【講義プログラム】
 ■『糖尿病よろず相談』
  日本糖尿病学会専門医 加藤 健一 先生(医療法人創和会 しげい病院 内科部長)
【研修認定単位】 1単位

 

 

加藤先生は、日本糖尿病学会専門医で、倉敷市の「しげい病院」で糖尿病専門の外来診療をご担当されています。

 

「糖尿病が強く疑われる」成人の患者は、推計1000万人超。糖尿病患者は成人人口の12%以上にのぼります。発症すると治癒することはなく、重症化すると失明したり、透析治療が必要となったりする糖尿病。その治療では、血糖・体重・血圧・血清脂質の良好なコントロール状態を維持することで、健康な人と変わらないQOLの維持、健康な人と変わらない寿命の確保が、目標となります。加藤先生は「一病息災」を目指して、患者さんが糖尿病と上手に付き合い、長く楽しく生活していくためのサポートをされています。

 

 

今回のセミナーは、薬剤師から加藤先生にお聞きしたいことを事前に質問し、加藤先生からアドバイスをいただく「糖尿病よろず相談」でした。

 

 

[参加者の声]
・服薬指導の際に、薬効や用法・用量の説明だけでなく、患者さんの治療目標を確認することが、糖尿病に限らず様々な疾患において、コンプライアンスの向上や患者自身の意識の変化に繋がると感じました。
・講演内での先生の言葉で「患者がしたいことを中心に血糖管理の治療を決める」「100点は目指さない。何か一つでも改善できれば良しとする」というのがとても印象深かったです。
・高齢になればなるほど、血糖管理や治療継続も難しくなるので、そういう時には患者さんの歩みに合わせながら、治療を中断させないことが大事だと再認識しました。

・丁寧な説明で、加藤先生の人柄の良さや考え方がよくわかりました。薬剤師の疑問に一つ一つ答えて下さってありがたかったです。

 

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