第372回サンデーセミナー(2020年7月)~オンラインセミナー(1)

第372回 サンデーセミナー

【日時】 2020年7月19(日) 9:50~12:30
【会場】 zoom会議室

    SWITCH WORKS(岡山市北区本町6-30第一セントラルビル2号館7階)
【講義プログラム】
 ■『医師が伝えるフレイル』
  橋本 健二 先生
  (岡山光南病院 副院長)

 ■『岡山赤十字病院における吸入指導と薬薬連携~かかりつけ薬剤師としての介入ポイント~』
  花房 伸幸 先生
  (岡山赤十字病院 薬剤部 病棟係長)

【研修認定単位】 1.5単位

 

初めてのオンライン研修となった第372回サンデーセミナー。

「移動時間がないのでムダ無く休日を有効に使えた」「感染防御の点からも安心。いつもよりリラックスして受講できた」と好評でした。特に、小さな子どもや高齢のご家族と暮らす薬剤師さんからは、「今まで受講したくてもできなかったので嬉しい。ずっと続けてほしい」という声が。

スマートフォンで参加した方からも「問題なく受講することが出来ました。オンラインでも会場での参加と同じクオリティで講義を受けることができてよかったです」と感想をいただきました。

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【受講者のこえ】

 ふだんの業務で薬局の中では注意して手指消毒を行っているが、今回の講演を聴いて、職員が感染源となるリスクは意識していなかったことに気づかされました。在宅訪問や施設訪問時には特に意識して対策したい。

 新型コロナウイルスは話題となっている今、とてもタイムリーに感染対策についての話が聞けて良かったです。米国では年齢や妊婦卵アレルギーの方それぞれに合わせてインフルエンザワクチンを使い分けていることを初めて知りました。日本でも使い分けれるようになれば良いと思いました。

 細菌性感染において、抗菌薬が処方された場合に耐性菌の問題から薬剤師はその薬剤が適切であるかの判断が出来なければならない

 

 感染対策を行う上で、消毒液・手指衛生・衛生材料の知識は取り入れていたが、温度管理についてどの程度指導するべきか悩んでいたので本日の研修で解決できた。

 

 感染症に対する正しい知識、感染対策、衛生について学び、患者さんからの問い合わせ対応に生かしていきたい。教えていただいた情報サイトで日々正しい情報を手に入れ、患者様への啓発活動・正しい感染予防に役立てていきたい。

 新型コロナウイルスの流行によってマスクの品切れなどで不安な気持ちになる方々が多い中、標準予防策が有用であるため、人込みを避けたることや、洗い残さないよう手洗いすることなど、いつも以上に徹底指導していきたい。

 感染症予防には各ウイルスの特性を知り感染拡大を防ぐ有効な手段をとる事。手洗いが基本。今回の講義内容はとても分かりやすく現場での踏み込んだ内容もありとても参考になりました。新型コロナウイルスなどタイムリーな話題も聞けて良かったです。。

 

 感染症専門の先生から新型コロナウイルス対策について最新の見解を聞くことができて良かった。マスク不足が深刻になっていますが、一番は咳エチケットと手洗いであることを説明していきたいです。

 

 予防接種について最新の制度をきちんと知らなかったので、これまでの変遷も含めて現行制度を理解できてよかった。40~57歳くらいの男性患者さんの生年月日を見て、風疹のワクチン接種を受けていない可能性が高いので「風疹のクーポンは来ましたが?ぜひ抗体検査を受けてくださいね」と一言伝えたいと思います。

 

 感染症の実態・感染源の特性によりとるべき予防策・対応が異なるため、適切な判断と見極めが重要。不必要に慌てることなく冷静な判断により、患者さんに対応していく。塩田教授の講義はポイントもわかりやすく、厳選されていてとても理解しやすかった。タイムリーなコロナウイルスについても解説頂けて大変ありがたかった。

 

 薬局と在宅における薬剤師が行うべき感染症に対する標準予防対策を再確認することができた。実務的でたいへん参考になりました。

 


 

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 繰り返す発症することが多い喘息患者さんは何度も使用しているのでちゃんと吸入できている、という先入観は禁物。特に高齢者の場合は定期的に吸入指導することが重要であると思いました。これからも個々の患者に応じた最適な吸入指導を心掛けていきたい。

 コンプライアンスの確認は投薬量と通院間隔頼りが多いため、今後は今回学んだことを生かし、操作性の難渋さや使用前後のセット“0”の状態の理解、ジェネリック薬への変更時の注意の声掛けなど、毎回の投薬時に状況に合わせ確認できるよう自己研鑽と業務フィードバックに努めたい

 自分が簡単だと思っている操作や用語がお年寄りにとっては難しいのかもしれないと思いました。1回0吸入は専門用語だと知らなかったので言葉選びにも気をつけたい。吸入の使い方だけで最後の状態がどうなのかまでは説明していなかったのでこれからはきちんと説明します。

  吸入薬はアドヒアランス向上につながるような投薬をする。次の投薬時使用法を確認するなどアフターケアをきちんとする。吸入薬の指導を行うにあたって患者のものを大切にする習慣や視力の低下、握力の低下、前歯の欠損等も配慮しないといけないとは思っていなかった。

 今まで吸入指導といえば使い方の伝授に重きを置いていましたが、今回の講演を聴いて、もっともっと患者の立場に立って指導に当たらなければいけないなと思いました。「1回2吸入」のことを1操作で2回吸入していないかなど、確認するところはもっとたくさんあると思いました。

 吸入指導ではまず吸入薬を続けることの大切さを伝えたいと思った。指導の大切さとポイントを知ることができてよかった。患者さんの間違いの事例を示していただけ、思いがけない間違いも多々あることが分かって参考になった。

 フレイル、吸入指導に対しても良好な信頼関係において成り立つということが印象的でした。業務をこなすことで見過ごしがちですが、誠実な対応をもって患者様と接したいと思いました。

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