第366回サンデーセミナー(2020年1月)郷土のキーマンから聞く地域包括ケアシステム

第366回 サンデーセミナー

【日時】 2020年1月19(日) 9:30~12:30
【会場】 コンベックス岡山 中会議室6
【講義プログラム】
 ■『令和時代の社会保障と地域包括ケアシステムの推進について』
  田邉 錬太郎 氏
  (倉敷市保健福祉局 参与 / 健康福祉部長)

 ■『パーキンソン病の薬物治療について』
  加藤 由充 氏
  (協和キリン株式会社)

【研修認定単位】 1.5単位

 

 

 

【受講者のこえ】

 社会保障制度について、現在・将来、人口の点から見た動きなど詳しく教えていただいてよかった。また、地域ケアシステムの具体的な事例を示され、わかりやすかった。地域の勉強会などにも参加してみたい。

 地域包括ケアシステムの基礎となる社会保障をわかりやすく様々な視点からの話だったので大変勉強になった。
残薬・多剤投与などがある中で、多職種との連携が不可欠であり、それを構築しながら地域の薬局としていければと考える。

 社会保障の概念は「自助」「互助」「共助」「公助」があるが、地域包括システムで重要なコミュニティ内で行われる「互助」に貢献したいと思います。

 

 『薬剤師に求められる10の基本的な資質』の中の患者・生活者本位の視点は、普段忘れがちなので初心にかえって意識していきたい。

 

 実際問題なかなか連携とか難しく、日々の業務に忙殺されていたらいざ必要と思ったときにどうしていいかわからない。今うちにも在宅でご家族が大変そうな患者さんはいるし、先日はあきらかに認知症の症状と思える心配な方も来られて、取り敢えず薬歴に今後の動向気にするよう記録したが、誰かにつなげたい相談したいと思ったけれど繋げられていない。いざという時にパッと動けるマニュアル的なものがあればいいなと思った。
普段なかなか聞かない行政とか今後の展望の話ですごく難しかったです。学生時代に習った人口統計と少しずつ変わっていて、こうやって先のことを考えるのか…と勉強になりました。

 生活支援コーディネーターという言葉は初めて聞きました。生活支援コーディネーターがつないだ薬局と地域の県内事例を知り、自分の店舗でも隙間時間でできることから行いたいです。例えば、健康チェック、インフルエンザの講義、サプリメントの飲み合わせ、残薬についてなど。

 在宅において多職種間の連携は重要であり、薬剤師の観点から患者さんの様子、服薬状況、効果、副作用などを医師、ケアマネージャーに共有していくことで、今後の方針材料の一つとなり、よりよい医療サービスを提供していけるため、欠かせないものだと実感しました。

 

 地域ケア会議では薬剤師ならではの視点で問題を見つけ、解決のために多職種と連携していく。今回知った生活支援コーディネーターがサロン交流や健康教室等、地域とつないでもらった事例があったので、機会があれば利用したい。

 

 薬剤師としては地域活動に参加したりすることで、住民や多職種と顔の見える関係を作っていくことが地域の活性化につながる。自分たちが生活している地域にも薬剤師として活動できる場や多職種の方とつながれる場が沢山ある事を知りました

 

 これからは地域へ出て行き、他業種の方々と交流を持ち、専門性を生かしてかかわっていく必要があると思った。また、地域との交流も必要になる。健康フェアなども開催することもニーズとしてあるということも分かった

 

 行政の方の講義はあまり経験になく有意義な内容でありました。企業主催の研修会だけでなく、薬剤師会や行政主催の会に出席しなければいけないと痛感しました。

 

03

 

 薬物療法が中心となるパーキンソン病治療について即効性のあるドーパミン製剤を中心に再確認でき、ドーパミン製剤のウエアリングoff、ジスキネジア等の欠点を改善する薬剤等も再確認できたので、Dr.の処方意図について患者様・家族の方に説明してあげたいと思います。

 

 パーキンソン病の治療は薬物治療が多いですが、レードパ腸管内投与や電極で脳を刺激する方法を知りました。経口投与が難しい患者さんには貼付剤の処方提案を行ったりしてコンプライアンス向上につなげたいです。

第366回サンデーセミナー(2020年1月)郷土のキーマンから聞く地域包括ケアシステムメニュー