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2023年05月15日

オンライン診療で処方されない薬の種類とは?薬の受け取り方法は?

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オンライン診療が注目されています。

 

 

しかし、

オンライン診療で処方された薬をどのように受け取るのか、

オンライン上の診療だけで自分にあった薬を出してもらえるの?

 

 

 

など不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

この記事では

オンライン診療では処方できない薬の種類や薬を受け取る方法などについて解説します。

 

 

 

これらの情報を正しく理解することで、

オンライン診療で薬を受け取る際に問題が発生するリスクを減らすことができます。

 

 

 

オンライン診療で薬を安全に利用するために知っておきたい情報をお伝えしますので、

ぜひ参考にしてください。

 

 

 

オンライン診療では処方されない薬もある?どんな薬?

 

実はオンライン診療では処方されない薬もあります。

 

 医師 ダメ イメージ (1)

 

 

オンライン診療の処方に関しては、以下のようなルールがあるためです。

 

 

・初診からのオンライン診療では、麻薬や向精神薬などの特に安全管理が必要な薬品は処方しないこと

・基礎疾患などの情報が把握しきれていない患者さんに対しては、8日分以上の薬を処方しないこと

 

 

 

*「麻薬や向精神薬」という種類の薬は、

初診からオンライン診療を利用する場合には処方できません。

 

 

これらの薬は中枢神経に作用して心の状態や働きに影響を与えるため、

患者さんのなりすましや虚偽の申告による濫用・転売の防止が困難だからです。

 

 

調剤イメージ (1)

 

 

また、抗がん剤や免疫抑制剤のように特に安全管理が必要な薬もオンライン診療では出せません。

 

 

厚生労働省が提示する『オンライン診療の適切な実施に関する指針』では

初診では麻薬および向精神薬の処方は行わないようにとの記載があります。

 

 

 

 

具体例としては

 

・抗うつ薬や睡眠薬

・抗不安薬(精神安定剤)

・抗認知症薬

 

などが対象です。

 

 

また、抗悪性腫瘍剤や免疫抑制剤などもオンライン診療での慎重な投与が必要な薬剤に含まれます。

 

 

 

 

このような理由から

オンライン診療を受ける際には事前にどのような薬がオンライン診療で処方できるか、

そしてどのような薬は処方できないかを確認しておきましょう。

 

 

 

かかりつけ 薬局 メリットイメージ (1)

 

 

 

さらに

オンライン診療では基礎疾患などの情報が把握しきれていないため、8日以上の処方は禁止されています。

 

 

患者さんの多受診による重複処方や医薬品の違法な転売、意図的な重複処方を防ぐため、

一度に大量の処方を行わないようにする必要があります。

 

 

 

かかりつけ 薬局 イメージ (1)

 

 

オンライン診療において、患者さんの状態を十分に把握することは難しいため、

8日以上の処方を禁止することで悪意をもった患者さんによる受診を防ぐことが目的です。

 

 

 

また、処方後も患者さんの服薬状況を把握することに努めることが求められています。

 

 

参照元:https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/182451/0604-1.pdf

参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/000889114.pdf

 

 

 

 

オンライン診療での薬の受け取る2つの方法

 

オンライン診療では対面診療と同じように薬が必要な場合は処方箋が発行されますが、

薬の受け取り方はどうなるのでしょうか?

 

 

オンライン診療での薬の受け取り方は、大きく分けて以下の2つがあります。

 

・院内処方

・院外処方

 

 

 

【院内処方】

 

院内処方イメージ (1)

 

 

院内処方とは診察を受けた医療機関でそのまま薬を受け取る方法です。

オンライン診療の場合は、医療機関から自宅へ薬を郵送してもらえます。

 

 

 

 

院内処方のメリットは薬局に行く手間が省けることや医療機関が選んだ薬をそのまま受け取れることです。

 

 

デメリットは郵送に時間がかかることや、

医療機関が扱っていない薬は処方できないことなどがあります。

 

 

 

【院外処方】

 

薬局 相談だけ イメージ (1)

 

 

院外処方とは、医療機関から処方箋を発行してもらい、自分で選んだ薬局で薬を受け取る方法です。

 

 

オンライン診療の場合は医療機関から処方箋をFAXなどで薬局に送ってもらえます。

その後は薬局から郵送されるか、自分で薬局に取りに行くことができます。

 

 

 

スマホでのオンライン診療イメージ (1)

 

また、薬剤師からの服薬指導においてもオンライン上か対面で受けることが可能です。

 

 

 

郵送を希望する場合は、ビデオ通話などで薬剤師からオンライン服薬指導を受ける必要があります。

 

 

 

オンライン服薬指導では患者さんの表情や様子を細かく確認できない場合もあるので

不明点や心配事は積極的に質問することが大切です。

 

 

 

服薬指導では薬の効果や副作用、飲み合わせなどを教えてもらえます。

 

 

 処方箋 お薬手帳イメージ (1)

 

院外処方のメリットは自分の好きな薬局を選べることや

複数の医療機関から処方された薬を一元管理できることです。

 

 

 

デメリットとしては、薬局に行く手間がかかることなどが挙げられます。

 

また処方箋の有効期限に注意しましょう。

 

処方箋 イメージ 斜め

 

 

 

処方箋は通常、有効期限が4日間であり、これには休日や祝日も含まれます。

 

 

もし長期旅行や受診できない期間が予想される場合は、

事前に医師に伝えることで受け取り期限を延長ができます。

 

 

 

 

オンライン診療で手軽に健康管理!あなたの健康をサポート

 

 

富永薬局

 

 

富永薬局は岡山の調剤薬局で、

患者さんに適切な薬剤の選択や服用方法のアドバイスを行い、健康な生活をサポートいたします。

 

 

 

保険証とお薬手帳イメージ (1)

 

 

 

また薬剤師が患者さんの病状や服薬履歴を把握し、お薬手帳を作成することで、服薬ミスの防止にも努めています。

その他にも健康相談や健康診断の受診など、健康管理に必要な情報を提供することもできます。

 

 

 

 PCでのオンライン診療イメージ (1)

 

 

オンライン診療・服薬指導は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止や

医療アクセスの向上に貢献する新しいサービスです。

 

 

 

そのため、利用するのに不安も大きいかと思います。

 

 

 

 

オンライン診療で受け取った薬の効果や副作用、飲み合わせなどに

少しでも不安がある場合は服用前に事前にご相談ください。

 

 

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