2023年05月22日
今の調剤薬局での仕事が忙しすぎる・・
ストレスや疲労がたまる。どうにかしたいけどどうしたら?
このように調剤薬局で働く方々は、忙しさ対策や業務改善について常に模索しているのではないでしょうか。
この記事では、調剤薬局での業務効率化について、具体的な方法を紹介します。
✅本記事の内容
- 調剤薬局が忙しすぎる原因と薬剤師不足の深刻性とは?
- 調剤薬局で働く薬剤師に負担がかかる3つの理由
- 調剤薬局のIT化で実現する効率的な対物業務へ
- 忙しすぎる調剤薬局からの脱却!を応援します
今後の医療現場における業務改善や、健康的な働き方について考える機会にもなるでしょう。
調剤薬局が忙しすぎる原因と薬剤師不足の深刻性とは?
調剤薬局は医師が出した処方箋に基づき、薬剤師が必要な薬を調剤する場所です。
患者さんの健康をサポートする役割がある一方で、
薬剤師の業務負担が多く、ストレスを感じている方も多いという問題があります。
例えば、調剤、患者さんへの説明、在庫管理など、多岐にわたる業務をこなさなければならないため、
時間的・精神的負担が大きいのす。また、薬剤師不足も深刻で、業務の配分や効率化が求められています。
調剤薬局で働く薬剤師に負担がかかる3つの理由
薬剤師に負担がかかる理由について紹介します。
その原因は主に3つあります。
【人口の高齢化や慢性疾患の増加】
1つ目は、人口の高齢化や慢性疾患の増加によって、薬を必要とする人が増えたことです。
高齢者や慢性病患者は多くの種類の薬を長期間服用することが多いため、調剤や指導に時間がかかります。
また、同じ人が違う医療機関から処方箋をもらうこともありますが、その場合は薬の重複や相互作用をチェックする必要があります。これらのことから、1人あたりの業務量が増えているのです。
【人手不足】
2つ目は、「人手不足」によって、業務負荷が増えたことです。
調剤薬局は患者さんの健康をサポートする重要な役割を担っており、
薬剤師の方々は多岐にわたる業務をこなさなければなりません。
また、薬剤師の不足も深刻な問題となっており、少ない人数で多くの仕事をこなさなければならない状況になっています。さらに、休みや残業などの労働条件も厳しい場合があるでしょう。
調剤薬局の数は年々増えていますが、
薬剤師の数はそれに対して十分に増えていないため、業務負荷が増えています。
【医療費の抑制】
3つ目は医療費の抑制です。
政府は医療費の増加を抑えるために、病院に対して診療報酬を調整したり、入院期間を短くしたりする方針をとっています。
調剤薬局のIT化で実現する効率的な対物業務へ
調剤薬局では薬剤師が、患者さんの病気や体質に合わせて、薬の種類や量を決めたり、飲み方や注意点を教えたりします。
これらの仕事を「対人業務」と呼ばれています。
しかし、調剤薬局の仕事は、対人業務だけではありません。
薬を調合するためには、処方箋を受け取ったり、薬を計量したり、袋に詰めたり、ラベルを貼ったりする必要があります。これらの仕事を「対物業務」と呼ばれています。
対物業務は、時間や手間がかかる上に、ミスがあれば患者さんの健康に影響する恐れがあります。
そのため、調剤薬局では対物業務の効率化を図ることが重要です。
対物業務の効率化とは、同じ仕事をより早く・正確に・安全に行うことです。
対物業務の効率化の方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の通りです。
【調剤薬局のIT化】
調剤薬局が忙しすぎる原因に、紙ベースの業務が多いことが挙げられます。
そのため、調剤薬局のIT化が必要です。
たとえば、電子薬歴の導入により、処方箋の入力や在庫管理などがシステム上で行えるようになります。
「服薬指導・薬歴作成タブレット」は、薬剤師が患者さんに対して、より効率的に服薬指導を行うためのタブレット端末です。
このタブレット端末を使うことで、薬剤師は患者さんの情報を簡単に入力し、服薬指導や薬歴の作成を行うことができます。
またこのタブレット端末は患者さんの情報を一元管理することができるため、
より効率的な医療サービスを提供できます。
【調剤機器の活用】
調剤機器を活用することで、調剤業務の自動化が可能になり、
薬剤師はより多くの時間を対人業務に充てることができます。
調剤機器には、
・錠剤・散薬分包器
・水剤分注装置
・自動計量・混合機
・自動薬袋詰め機
・自動薬剤回収機
・自動薬剤補充機
・自動薬剤運搬システム
などがあります。
また調剤機器メーカーによっては医療情報を一元管理するためのシステムや、
在庫管理システムなども提供しています。
調剤機器は薬局の規模や業務内容に合わせて選定する必要があります。
たとえば、処方箋1枚当たりの調剤に要する時間を短くするためには高性能な調剤機器を導入する必要があります。
また、調剤機器の精度の低下を防ぐためには適切な管理が必要です。
【薬剤師の役割再検討】
薬剤師の役割を再検討することが必要です。
たとえば、薬剤師の補助者を導入することで、ピッキングなどの一部の業務を分担できます。
補助者は、薬剤師よりも短期間で養成できるため、人材不足の解消にもつながります。
また事務スタッフによる業務のサポートを行うことも有効です。
たとえば、事務スタッフも、ピッキングなどの業務を行うことで薬剤師の負担を減らせます。
これらの方法によって、
対物業務の時間を短縮し、ミスを減らすことにつながります。
その結果、薬剤師は対人業務により多くの時間を割くことができるのです。
対人業務では、患者さんとコミュニケーションを取りながら、服薬指導や病気予防などのサービスを提供します。
そのため、患者さんの満足度や信頼度が高まります。
また、調剤薬局が在宅医療や地域医療に参画することで、高齢者や障害者などの生活支援に貢献できます。
さらに、調剤薬局が薬の適正使用や減薬提案などを行うことで、医療費の削減や医療資源の有効活用につながるでしょう。
調剤薬局の業務効率化は患者さんの健康や医療の質を向上させるだけでなく、
社会的な課題にも対応することができる重要な取り組みです。
調剤薬局は、対物業務から対人業務へとシフトすることで、
患者さんにとっても医療機関にとっても信頼されるパートナーになるでしょう。
忙しすぎる調剤薬局からの脱却!を応援します
富永薬局では、スタッフの定員を適正に設定し、スタッフ同士で業務を分担することで、忙しさを軽減しています。
この取り組みにより、薬剤師は余裕を持って業務に取り組めるのです。
また、富永薬局は研修制度を充実させており、薬剤師のスキルアップを支援しています。
外部講師による講義や社内研修など、多様な研修が提供され、薬剤師は新しい知識やスキルを身に付けることができます。
このような取り組みにより、薬剤師はモチベーションを高められます。
さらに、スタッフの働きやすい環境づくりにも力を入れており、
スタッフ同士のコミュニケーションを大切にし、スタッフ同士が仲良く働ける雰囲気です。
ワークライフバランスと新たな取り組みを重視している富永調剤薬局へ
休憩時間や有給休暇を取りやすいように調整されており、年間休日も120日以上残業も少ないため、
ワークライフバランスを重視する薬剤師の方はこの機会に当社で働いてみませんか?