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2019年10月11日

【健康コラム】はじめよう!転倒予防

健康寿命を短くする要因の一つが、転倒による骨折です。骨折や痛みのためベッドで安静にしてい る状態が続き、高齢者はそれをきっかけに車いすが必要になったり、そのまま寝たきりになってしまうことがあります。いつまでも元気でいられるように、転倒予防を始めましょう。

 

転倒の原因

 

加齢とともに運動能力や筋力が低下し、転びやすくなります。

転倒の原因は、身体状況に関連した内的要因と、生活環境に関連した外的要因に分けられます。

 

◎ 内的要因


体の状態の変化
 筋力の低下で転びやすく

   特に足腰の筋力低下は転倒に繋がりやすい

   ⇒握力は全身の筋力を表す目安になります。富永薬局で握力測定してみましょう。

 バランスが悪くなって転びやすく

   姿勢の立て直しが困難になって転倒しやすく。 関節の柔らかさを保つことも必要です。
 視野や視力が悪くなって転びやすく
 感覚が鈍くなって転びやすく

 

精神・心理面

 焦り、不安、緊張、興奮、注意力不足

 

服の副作用

 薬の副作用等により、めまいやふらつきが 出現することがあります。

 注意力に影響を及ぼす薬(例えば、オピオイド鎮痛薬、抗不安薬、一部の抗うつ薬)または

 血圧を下げる薬(例えば、降圧薬、心臓の薬、利尿薬)の使用も転倒のリスクを増加させる

 可能性があります。

 1日5錠以上の薬を飲んでいる方は特にご注意を

↓↓ 特に高齢者の方は、薬の副作用に注意してください ↓↓

・複数・多数の薬を飲んでいる
・内臓の機能が低下しているため、副作用が出やすい
・薬を飲み始めてから体調の変化があっても口に出さない(言わない)

 

◎ 外的要因

履物

脱げ易いもの、滑りやすいものなど、不安定な履物で転びやすい。

重い靴はつまづきやすく、厚底の靴は足裏からの感覚が鈍くなります。

床の状態

デコボコ、(小さい)段差、滑りやすい足もと

床の障害物

電気コード、カーペットなどの折れ端、滑りやすいマットなど

「ぬかづけ」にご用心!

 

 

転ばない身体をつくろう

「転ばない」身体をつくるポイント

◆身体のバランスを保ちましょう

◆下肢の筋力を保ちましょう

◆身体の柔軟性を保ちましょう

 

 

【下肢筋力アップ】

福岡市 福岡チャンネル「かんたん体操アラカルト 下肢筋力アップ1」 

 

転倒予防には、下肢筋力およびバランス機能の改善が有効です。自分にあった安全な方法で、片足立ち、スクワット、といった簡単な運動から始めましょう。

ほかに、柔軟性をあげるストレッチ運動や、身体活動量をあげる体操、腰痛・膝痛対策の運動も、転倒予防に有効です。

 

「転ばない」ための日常生活のポイント

 

「転ばない」ための日常生活のポイント

◆転倒しにくいよう住環境を整備
◆眼鏡、履物、杖など適切な用具を選ぶ
◆適切な薬の服用に心掛ける   ※医師や薬剤師に相談しましょう。

 

きれいな歩き方は、転びにくい歩き方

きれいな歩き方をすることでつまずきなどの転倒を予防することができ、足などの力を強くすることもできます(※)
普段から動くことが少ない方に対しては高い筋力増強効果が認められています。

歩き方

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