2020年08月04日
【健康コラム】毎日の水分補給~体のうるおいは元気の秘訣~
私たちの体は、体重の約60%が水分です。体の水分量が不足すると、様々な体の不調や、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などの健康障害の原因にもなります。日頃からこまめな水分補給を心がけましょう。
体と水分の関係
体内の水分は、健康維持のために欠かせない重要な働きをしています。不足しないようにとりたいものです。
1日に必要な水分の量は2500ml
1日に必要な水分量は成人男性で約2500ml。これと同じ量が尿や汗として排泄され、体内の水分量は一定に調節されています。食事からは約1000ml、飲み物からは約1200mlの摂取が必要です。(汗を多くかくなど失う水分が増えると、必要な水分量も増えます。)
※腎臓病・心臓病などで水分を制限されている方は、医師の指示に従ってください。
体の水分が不足すると“脱水”に
体から出ていく水分量より補給する水分量が少なくなると、脱水状態になります。のどの渇きを感じる時は、すでに脱水が始まっているサインです。のどが渇く前の水分補給を心がけましょう。
今日から実践!水分補給のポイント
食事からの水分補給、飲み物からの水分補給、両方のポイントを見てみましょう。
食事からの水分補給
飲み物からの水分補給
朝起きたとき。食事するとき、食事の合間の休憩時、運動中やその前後、入浴の前後、寝る前など、1日の中でこまめに飲む習慣をつけましょう。
ジュースなど糖分を含む飲み物は、エネルギー過剰や血糖値上昇にもつながりますので、飲み過ぎには注意しましょう。
◎ お酒で水分補給はNG
アルコールは尿の量を増やし、体の水分を排泄してしまうため水分補給には適しません。
(管理栄養士・永田愛美:からだPlus 2016/6月号より)