2013年07月30日
外は朝から激しい雨。事故や災害に注意が必要ですね。防災は『日常の地域のつながり』から。特に3.11以後、地域で支えあい助け合うことの大切さを多くの日本人が学びました。実は地域密着をモットーとする私たち富永薬局グループにも災害にまつわる、忘れられない経験があるんです。
それは2004年夏、百年に一度といわれた台風のこと。
台風16号の直撃と満潮と大潮が運悪く重なった岡山県沿岸部に高潮の被害が発生。それまで“晴れの国岡山”の中でとりわけ「災害に縁の無い土地」と言われていた玉野市は高潮、大雨、強風などで今までに経験したことのないほど広範囲の被害を受けました。
アミューズ富永のレンタル福祉用具をご利用のお客さまも大勢家屋の浸水被害に遭われ、特に療養ベッドの多くは潮を含んだ水に浸かって使用できない状況に。
「何とか今晩から安心してお休みいただけるようにしよう」故郷の災害に直面し、富永薬局グループでは直ちに社長自らが陣頭指揮に立ちました。
「お金のことは考えなくて良いからすぐに手を打つように」
社長の英断のもと、卸業者さんの協力を頂きながら、全スタッフ一丸となって対応と手配に奔走。深夜まで及んでしまいましたが何とかすべてのご利用者様にあたたかいベッドでお休み頂く事が出来ました。
「お客様のお困りごとには何でも応えていこう」という姿勢で、患者さま・ご利用者さまお一人ずつとの関係を日頃から大切に育ててきた現場スタッフ。そしてスピード感ある経営判断。まさに富永らしい地域密着の強みを発揮できた出来事でした。
また、これらの経験を活かすため本部ではすぐに台風災害対応マニュアルを作成。約1ヵ月後台風23号の集中豪雨による土砂災害が発生しましたが、幸いにも対策マニュアルがあったため、よりスムーズな対応を行うことが出来ました。
あの夏の日を忘れず、これからも地域の皆様とともに歩む富永薬局でありたいと思います。
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