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2013年07月24日

福祉用具研修報告

『ポジショニング研修会』に参加しました
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アミューズ富永の福祉用具専門相談員が7月17日、大谷道明先生(理学療法士)の研修会「ポジショニング」に参加しました。
毎日ほとんどの時間をベッド上で過ごすご高齢者は少なくありません。自分で体位変換することが困難な場合は、圧迫や摩擦による褥そう、関節拘縮などの合併症が生じやすくなります。そのため体圧分散や姿勢保持、さらに動きをサポートするための適切なポジショニングを行う必要があります。
ポジショニングといえば体圧分散と床ずれ予防だけに注目しがちですが、大谷先生が強調されたのは『ポジショニングは自立支援のためのものであり、能動的に生きようとする人を支援するものだ』ということ。「静的な肢位を維持できるか」ではなく、「いかに残存応力を発揮しやすい工夫ができるか」という視点でした。
痙性の軽減、安楽な姿勢の確保、手足がより自由に動きやすくなるよう姿勢を対称的に整え、安定させること。間違った「ポジショニング」は身体機能の低下につながるので、個々の状態をよく把握することが大切です。基本をしっかり理解し、どのような姿勢をとれば楽になるかを考え、私たちの支援や用具の使用がどう影響するのかを理解・評価することが重要だと感じました。

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