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2023年04月14日

電子処方箋とは?薬局で必要になるマイナンバーカードも解説

「薬局に導入される電子処方箋って何?」

「電子処方箋を使うには、薬局でマイナンバーカードの提出が必要ってホント?」

 

 

このように、薬局での電子処方箋についてさまざまな疑問を抱いていませんか?処方箋の電子化により、薬局でどのような流れでお薬を受け取るのか気になる方も多いでしょう。

 

 

今回は、薬局で導入される電子処方箋について詳しく解説する他、マイナンバーカードについても言及しています。この記事を読むと、薬局で電子処方箋を利用する流れや必要なものが把握できるため、ぜひお役立てください。

 

薬局に導入される電子処方箋とは?

 

電子処方箋とは、マイナ受付(オンライン資格確認システム)を基盤とした「電子処方箋管理サービス」を通して、医師・歯科医師、薬剤師間で処方箋をやり取りする仕組み。今まで医師が紙に記載していた処方薬の情報を、【オンライン上でやり取り】できる新たな医療サービスです。

 

 

電子処方箋を利用すると、薬局に紙の処方箋を持って行く必要がありません。

 

 

電子処方箋を利用する際の流れは以下の通りです。

 

1.医師が電子処方箋を発行(電子処方箋管理サービスに薬の処方内容を登録)する

2.薬剤師が電子処方箋にアクセスして調剤する

3.患者さんが薬局でお薬を受け取る

 

 

電子処方箋では、薬剤師が病院やクリニックなど複数の医療機関から処方されたデータにアクセスできることが特長です。

 

そのため、薬剤師は、重複投与がないかを確認したうえで投薬・服薬指導・管理が行えます。

 

 

 

また、患者さんは薬局での待ち時間が減り、自身でもPCやスマホを使って電子処方箋のデータにアクセスできることが特徴です。

 

 

電子処方箋のより詳しい内容を記載した関連記事もぜひご覧ください。

 

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電子処方箋のメリット5つ|紙の処方箋との違いや活用方法も解説

 

 

薬局の電子処方箋|マイナンバーカードを利用してみよう

電子処方箋を利用する際には、医療機関から引換番号が発行されます。

 

患者さんが、薬局で薬を受け取るときに必要なものは、以下のどちらかです。

 

・マイナンバーカード

・医療機関からの引換番号と健康保険証

 

マイナンバーカードを取得すると、健康保険証として利用することが可能です。

 

 

薬局に設置された専用のカードリーダーを利用して、マイナンバーカードによる電子処方箋の受付(マイナ受付)ができます。

 

 

 

ここでは、マイナンバーカードを使用するメリットを3つ解説します。

 

1.顔認証ができる

 

マイナンバーカードを利用すると、顔認証が可能です。

 

そのため、暗証番号を記憶する必要がないうえに、セキュリティ上の観点からも安心して利用できます。

 

 

 

2.患者さんの同意で薬剤師が過去の薬を確認できる

 

健康保険証の利用時は、薬の飲み合わせに関する確認はできますが、過去のお薬のデータにアクセスすることはできません。

 

マイナンバーカードでの受付では、顔認証付きカードリーダー上で過去のお薬情報の提供に同意するかを患者さんが選択します。

 

 

 

患者さんが同意すれば、薬剤師が過去のお薬も確認可能になります。

 

 

長期的な処方履歴をチェックすることで、より質の高い服薬指導につながります。

 

 

 

3.マイナポータルを利用して患者さんもお薬を確認できる

 

マイナンバーカードがあると、オンライン上のマイナポータルを利用して、過去3年分の処方薬を自分でチェックすることが可能です。

 

また、電子処方箋でも医療機関の会計時に、引換番号が記載された「処方内容(控え)」をもらえるため、紙面上で処方薬の確認も行えます。

 

 

健康保険証は2024年秋ごろを目途に廃止される予定です。

 

マイナンバーカードに健康保険証の機能が統合されることになります。

 

 

 

すぐにマイナンバーカードを取得して電子処方箋を利用したい方は、下記のサイトをご確認ください。

 

マイナンバーカードの申請受け取り方法

 

 

 

マイナンバーカードを取得し、健康保険証利用の申し込みが必要です。

 

マイナンバーカードの健康保険証利用の申し込み

 

 

電子処方箋が利用できる薬局はどこ?

電子処方箋は、2023年の1月26日から一部の医療機関や薬局で導入され、すでに運用が始まっています。

 

現在、システム改修の都合により、設備導入待ちの医療機関や薬局が多くありますが、早急に電子処方箋の導入に向けて準備が進められています。

 

かかりつけ薬局や近くの薬局が電子処方箋対応の準備が整っているかどうかについては、以下のリストから確認可能です。

 

電子処方箋に対応する医療機関・薬局リスト

 労災前_ろうさい病院

病院を出て右手

 

 

マイナンバーカードの健康保険証利用に対応している医療機関・薬局リスト

 

 

また、2023年4月からは、薬局にカードリーダーの導入が義務化されます。

 

 

厚生労働省では、将来的にはすべての薬局で電子処方箋の対応が可能になることを目標とし、医療システムの改新を行っています。

 

 

 

電子処方箋の利用方法

 

富永薬局では電子処方箋の利用を開始しています

 

薬局で導入される電子処方箋の概要をはじめ、マイナンバーカードを利用するメリットなどについて解説しました。

富永薬局は電子処方箋が利用できる薬局です

 

富永薬局では、岡山県にある約20店舗の薬局で、電子処方箋にすでに対応しています。

 富永薬局

 

富永薬局店舗一覧

 

薬局に行く前に、電子処方箋とともに発行された「引換番号」と健康保険証の情報を送っておけば、薬剤師はすぐに電子処方箋の内容を確認してお薬の用意をはじめられます。

 

 

医療機関でうけとった「処方内容(控え)」を写メって処方せんから送信してください。

 

 

富永薬局では、電子処方箋の導入により服薬管理の質を高め、

地域の患者さんの健康サポートに努めてまいります。

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