2023年05月22日
「受診しても処方箋をもらえなかった。どうして?」
「前に受診した時と同じ症状。お薬も同じでいいから、処方箋だけほしい」
「処方箋をもらったけれど、お薬代が自己負担だった。なぜだろう?」
この記事はこのような疑問に答えます。
受診をしても処方箋をもらえない時があります。
ご自身だけでなく、ご家族や友人にも同じようなことで困っておられる方がいましたら情報をシェアしてください。
✅本記事の内容
- 処方箋もらい方は?どうしたらもらえるの?
- 処方箋は健康保険がきく?もらい方に気をつけておきたいことは?
- 処方箋のもらい方はわかったけれど、処方箋の内容に疑問がある時は?
- 処方箋のもらい方は、医療機関へ受診をすることが大前提!
処方箋は健康保険がきく?もらい方に気をつけておきたいことは?
色々と疑問を抱えているでしょう。
この記事では「処方箋をもらうためにはどうすればいいの?」という疑問に回答し、
【処方箋のもらい方やその注意点など】についてご紹介いたします。
3分ほどで読めますのでぜひ最後まで読んでみてください。
処方箋のもらい方は?どうしたらもらえるの?
処方箋とは、どのようなものかご存知ですか?
処方箋とは、医師が患者さんの治療のために必要なお薬を考え、
その分量や服用方法、期間などを文書にしたものです。
薬剤師がその内容を確認後、医師からの処方箋に沿ってお薬を調剤します。
薬局では、処方箋がなくても購入ができる市販薬が販売されていますが、
処方箋は医師が患者さんの症状などを考えて作成したもの。
処方箋は、その患者さんだけのために作成されたオリジナルになります。
市販薬でも風邪などの症状の緩和が望めます。
市販薬は同じような症状がある人が飲むことができるお薬です。
医師の診察も必要なく、購入することができます。
※普段から飲んでいるお薬がある方は、併用するとお薬の副作用が出る場合があるため、
購入時に薬局の薬剤師へ飲み合わせについてご相談ください。
処方箋のもらい方について
処方箋をもらうためには【医療機関への受診】が必要になります。
医療保険に入っていないと、
診察代やお薬代が全額自己負担になってしまうため、
医療機関へ受診する際は必ず保険に加入し、医療保険証も持参するようにしましょう。
処方箋を出せるのは
・診察を担当した医師
・歯科医師
・獣医師
だけという決まりがあります。
医師に自分の症状についてきちんと伝えることもポイントです。
受診時、医師の判断によって検査を行い、特に異常がなく、
医師の初見でお薬を飲むほどではないと医師が判断した場合、処方箋(お薬)は発行されません。
しかし患者さんからすると「咳が出る」「鼻水が出る」「頭痛が酷い」など
検査で異常がなくても、このような症状で日常生活に支障をきたしている場合があります。
患者さんが
・どんな痛みがあるのか?
・どんな症状で生活に影響が出ているのか?
・いつから症状があったのか?
検査結果などで異常がないと、これは患者さんにしかわからないことです。
医師の診察時、無理をして平然を装っていると、
もしかしたら患者さんの症状が医師に伝わらないことがあるかもしれません。
『特に異常がない、健康である』ことは良いことですが、自覚している辛い症状があるにもかかわらず、
患者さんの伝え方によっては『様子を見ましょう』と医師に言われてしまうこともあります。
こんなに具合が悪いのに【どこも悪くないですね】と診断されるのは、患者さんにとって一番辛いことですよね。
医師が【必要である】と判断をしないと処方箋(お薬)は発行されません。
受診時は自分の具合の悪いところをきちんと医師に相談することが必要です。
処方箋は健康保険がきく?もらい方に気をつけておきたいことは?
「病院に受診をする時に保険証を提示したけれど、処方箋の発行って医療保険が使えるのかな?」
「処方箋に記載されているお薬は、保険が使えるよね?」
こんな風に疑問に感じた方もいらっしゃると思います。
処方箋をもらったあと、
実は注意をしなければならない点がいくつかあるんです。
まずは【処方箋の有効期限】です。
処方箋には有効期限があり、その有効期限日が土日祝日関係なく、
交付日から【4日】と決められています。
有効期限が切れてしまった処方箋を薬局に持って行っても、
受付をしてもらえません。
再度処方箋を発行してもらうためには、再受診が必要になります。
ゴールデンウィークや年末年始など、長期にわたり祝日が続く日は気をつけなければなりません。
次に注意しなければならない点が
【注意点】
処方箋には「保険が適用になる処方箋」と「そうでない処方箋」があります。
保険処方箋は、医療保険が使える処方箋です。
保険薬局であれば、全国どこでも処方箋の受付ができます。
人によって負担割合が変わってきますが
「1割~3割」の医療費の支払いで済むでしょう。
お薬に関しても受診時と同じ扱いです。
お薬代が全て自己負担になるわけではなく、病院と同じ負担割合になります。
*地域の医療制度のルールや医療サービスの種類、患者さんの収入や年齢、
健康保険の加入状況によって負担額は変動しています
一方で保険適用にならない処方箋があります。
それは【自由診療・自費診療】などと言われているものです。
自由診療・自費診療は、全て患者さんの自己負担になります。
例えばどういった診療なのかと言うと
・美容整形手術
・視力矯正手術
・歯列矯正やインプラント
などがあげられます。(ほんの一例です)
医療機関に受診をした際に説明はあるかと思いますが、
全額自費になる処方箋や治療があることを覚えておきましょう。
自由診療・自費診療については、
医療機関によって自由に金額を決められるようになっています。
※保険診療の内容については、厚生労働省により定められています。
もし、ご自身ではなく、家族の代わりに「処方箋をもらいにいかないといけなくなった」という場合は
いくつか注意点があります。処方箋があれば薬の受け取りが本人以外でもOKって本当?の記事をどうぞ。
処方箋のもらい方はわかったけれど、処方箋の内容に疑問がある時は?
「処方箋のもらい方はわかったけれど、もしその内容を見てわからないことがあったらどこに相談すればいいの?」
発行元の医療機関、担当をした医師に相談ができれば一番安心かもしれませんが、
すでに病院から離れてしまっていたり、医師には聞きにくい…なんてこともあるでしょう。
そんな時は、地域の薬局へご相談ください。
薬剤師が常駐している待ち時間の少ない薬局へご相談を
薬は正しく理解して使わないと副作用が出てしまったり、
別の薬や飲食物との飲み合わせで相互作用し、せっかくのお薬が無駄になってしまうこともあります。
処方箋の内容を見て疑問に感じたり、不安に思ったことがあれば、お気軽にご相談ください。
また
薬局での薬の待ち時間を短縮できる無料アプリなど
患者さんの負担を軽減するサービスを提供されている薬局を選ばれるとよいでしょう。
例えば、
「処方箋の写真を薬局に行く前にスマホで送ると、通知がきて薬局内待たなくてよくなるアプリ」なども
最近では増えています。
一度もそのようなアプリを利用したことがない人は
処方箋を写メって薬局に送信って?どんなサービスなの?の記事で詳しく解説しています。
コロナ感染が気になる方や薬局で1時間も2時間も待ちたくないという方は
今後の選択肢として検討してみてください。
富永薬局でも「薬局はとにかく待ち時間が長い・・」という不満を解消するために
待たなくてよくなるアプリ「写メって処方せん」を提供しております。
岡山県・お近くにお住まいの方はぜひ無料ですのでダウンロードしてみてください。
>>写メって処方せん 待ち時間を短縮できる処方箋送信アプリダウンロードページへ移動します
このサービスを活用することで「お薬ができました」という連絡がメールで届きます。
薬局内で待っていなくても、
その間はどこかで休憩をしたり、買い物に行ったり、ちょっとした用事を済ませたりすることが可能です。
登録方法先とよくあるご質問に関しては、下記をご覧ください。
処方箋のもらい方は、医療機関へ受診をすることが大前提!
具合が悪くて受診することが辛いと感じてしまうことがあるかもしれません。
・前に飲んだことがある「風邪薬」だけあればいいのに。
・処方箋だけもらえないかな?
そう思ってしまうこともあるでしょう。
しかし処方箋を出してもらうためには、受診が必要。
患者さん自身が気づいていない、別の病気が隠れている可能性もあるため、
医師による診察はとても大切なことなんです。
処方箋やお薬について何か不安や心配事、
気になることなどがありましたら、富永薬局をご活用ください。
富永薬局は岡山県を中心に展開している薬局です。
患者様の気持ちに寄り添い、皆さまの健康のトータルサポートができる薬局を心がけて参ります。