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2025年09月04日

【事例あり】服薬介助支援ツールで変わる介護施設と在宅薬剤師の連携

ある介護施設では、入居者の服薬介助を職員が担っていましたが、チェック方法や記録にバラつきがあり、ヒヤリハットが起こることも。施設長は「いつか重大な事故につながるのでは」という不安を抱えていました。薬局側も、服薬状況の把握が紙や口頭報告に限られ、正確性とタイムリーさに課題を感じていました。ご家族も「ちゃんと飲めているのか」という不安を抱えていたといいます。

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介護施設の服薬介助に潜むリスク

介護施設では毎日、数多くの入居者へ服薬介助を行っています。しかし現場では、

 ■ 職員によってチェックの仕方がバラバラ

 ■ 紙の記録に手間がかかり、管理が大変

 ■ ヒヤリハットや与薬ミスの不安が消えない

 ■ 薬局への報告にタイムラグがあり、残薬管理が難しい

といった課題が絶えません。このような問題を解決するために注目されているのが 「服薬介助支援システム」 です。

  

介護現場の課題を薬局が解決

介護施設の服薬介助は、ヒューマンエラーや記録の煩雑さが常に課題でした。

そこで登場したのが、富永薬局が自ら開発した服薬介助支援システム『あんしんお薬チェッカー』です。

現場の声を直接聞いてきた薬局だからこそ、実際の介護・服薬業務に即した設計がされています。

 

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薬局開発ならでは。現場に寄り添う安心感

服薬介助支援システムを、施設が主体で導入する場合は、選定・教育・運用まで多くの負担がかかります。しかし薬局主体の仕組みであれば、施設は日常業務に集中しながら、システムのメリットを享受できる のが特徴です。薬剤師が中心となってシステムを運用することで、施設は「正しい薬学的知識に基づいた支援」を受けられます。

 

専門家による伴走サポート

薬剤師が中心となってシステムを運用するため、施設は薬学的に正確で安心できる支援を受けられます。導入時の説明やフォローも薬局が行うので、ICTに不慣れな職員でも短期間で現場に定着します。

 

スマホで簡単、誰でもすぐに使える

システムはスマートフォンで操作。QRコードを読み取るだけで直感的にチェック操作でき、服薬記録が自動で管理されるため、ITが苦手な職員でもすぐに使いこなせます。日常業務の中で無理なく活用できるのが特徴です。

 

現場にフィットする柔軟性

QRコードに付与する情報や一包化パックの印字内容など、施設の運用に合わせて必要な部分を調整可能。施設業務に自然になじむ形で導入できます。

 

薬学的管理の強化

薬局がリアルタイムで服薬状況を把握できるため、残薬や飲み忘れを即座に確認可能。医師への提案や薬剤調整にも活用でき、施設・薬局・医療がスムーズにつながります。

 

人材不足対策にも

ヒューマンエラーを予防し、ベテランも新人さんも業務を標準化。服薬支援業務の精神的な負担が軽減されます。安心して働ける施設をPRすることができ、他施設との差別化が出来て採用力強化・離職防止につながります。

 

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あんしんお薬チェッカーご利用者の声

施設長様の声

以前は、服薬介助の時間は常に緊張感があり、職員の経験や習熟度によって対応に差が出てしまっていました。ヒヤリハット報告も月に数件あり、“いつか大きな事故につながるのでは”という不安を抱えていました。

お薬チェッカーを入れてからは、職員全員が同じ手順で確認しながら介助できるようになり、ミス防止が徹底されています。 記録も自動で残るので、管理や振り返りがぐっと楽になり、ご家族への説明も自信を持ってできるようになりました。スタッフの不安も軽減したようで、「服薬の時間が怖くなくなった」という声まで聞かれます。

費用をかけずに導入できたこと、薬局さんが主体で導入から運用まで支えてくれたのも安心でした。施設に合わせてパックの印字を調整してもらえたのも助かりました。

 

ご家族様の声

母がちゃんと薬を飲めているのか心配で、面会のたびに職員さんに確認していました。でも忙しい時間帯だと聞けないこともあって・・・。

薬の専門家である薬局さんが管理していると聞き、きちんと自動で記録が残っていることも知って、安心感が全然違います。職員さんも自信を持って説明してくださるので、“ここなら母を任せられる”という気持ちが強まりました。本人も『みんなが丁寧に見てくれている』と喜んでいます。

 

 

連携強化は在宅薬剤師にもメリット

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【在宅担当薬剤師の声】システム導入前は、施設からの報告は紙や口頭が中心で、服薬状況の把握にタイムラグや行き違いが発生することもありました。“飲めていないかもしれない”とわかるのが1週間後ということもあり、薬学的管理に限界を感じていました。『あんしんお薬チェッカー』を導入いただいてからは、すぐに服薬状況を確認できるようになり、残薬や服薬ミスの傾向を早めに把握できるようになりました。施設職員さんとのコミュニケーションも以前よりスムーズです。正確な情報をもとに医師へ提案したり、用法を見直したりと、よりきめ細かい介入が可能になって、施設との信頼関係も深まりました。薬剤師の専門性を発揮して、より“伴走できる薬剤師”になれたと思います。 

薬剤師が専門性を発揮できる

  リアルタイムでデータを把握できるから、薬学的な判断や提案がより活きる。

チーム医療の一員として活躍できる
  介護職・医師との連携がスムーズになり、薬剤師の存在感が高まる。

やりがいある現場で成長できる
  システムを使いこなすことで、ただの調剤業務を超えた“介護と医療をつなぐ役割”を担える。

服薬介助支援ツールを導入した施設在宅は、薬剤師が現場と密接につながり、より専門性を発揮しながら感謝される働き方ができます。

 

 

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