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2023年05月15日

オンライン服薬指導を行う薬剤師に必要なスキルは?役割とは?

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、

医療体制が整っていない地域や通院が困難な患者さんなどは、

自宅にいながら薬剤師から薬の説明を聞くことができる

【オンライン服薬指導】を受けることができるようになりました。

 

 

そのため、

オンライン服薬指導に対応できる薬剤師が求められるようになっています。

 

 

 

この記事では、

これから薬剤師が対応すべきオンライン服薬指導について必要なスキルや、

役割、信頼できる薬剤師になるための特徴などについて詳しく説明します。

 

 

本記事を読むことで、

オンライン服薬指導について深く理解し、医療現場における薬剤師の役割について知ることができます。

 

 

またオンライン服薬指導に必要なスキルを身につけることで、

より高度な医療サービスを提供できるようになるでしょう。

ぜひ、最後まで読んでいただければ幸いです。

 

オンライン服薬指導で薬剤師に欠かせない2つのスキルは?

 

1.【医薬品に対する豊富な知識】

 

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薬剤師は医薬品に関する幅広い知識を持っています。

 

ただし、医薬品添付文書の内容だけでなく、

他の医薬品や食品との飲み合わせや重複投与に関する知識を持つことが必要です。

 

 

 

また、年齢、性別、体格、体質、病態、生理機能など、

患者さんの全身状態を見極め、最適な投与方法を設定するスキルも必要です。

 

 

 

特定薬剤治療管理料の対象にならない場合でも、

TDM(治療薬剤モニタリング)に基づいて治療の効果や副作用をしっかりと把握することが重要です。

 

 

薬剤師は患者さんの健康を守るために必要な医療従事者です。

患者さんとのコミュニケーションを大切にし、適切な情報提供や服薬指導を行うことが求められます。

 

 

 

 

2.【話をしっかりと聞く傾聴力】

 

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オンライン服薬指導では、

パソコンやスマートフォンなどの機器を使って患者さんとコミュニケーションをとります。

しかし、高齢者や病気を抱えた人は操作方法や通信環境が課題になることがあります。

 

 

 

また山間部や離島などの場所では通信がうまくいかず、

オンラインでの服薬指導が難しい場合もあるでしょう。

 

 

 

薬剤師は、患者さんの病状だけでなく、

全身の状態や心の状態を正しく把握し、最適な薬物治療を提供することが求められます。

そのためには、患者さんから正確な情報を得るための傾聴力が必要です。

 

 

傾聴力とは、話し手の立場に立って、相手の気持ちや思いに共感し、理解する能力のことです。

 

例えば、

心理療法では話し手が自分の気持ちを自由に話せるように、相手の立場に立って話を聞くことが大切だとされています。

 

 

 

つまり、

薬剤師は医薬品についての幅広い知識だけでなく、

患者さんの心情や状態を理解し、それに合わせた適切な服薬指導を提供する必要があります。

 

 

 

オンラインでの服薬指導では

患者さんの通信環境や操作方法に配慮した傾聴力が重要になっていくでしょう。

 

 

 

信頼できる薬剤師になるための4つのポイントとは?

 

患者さんに安心して相談やオンライン服薬指導を受けられると判断される

【薬剤師には以下の4つのポイント】があります。

 

 

もし、以下のポイントで自身に当てはまる部分があれば意識的に取れ入れてみましょう。

 

 

1.【患者さんとの親身なコミュニケーションが取れる】

 

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薬剤師と患者さんの間でのコミュニケーションはとても重要です。

患者さんが不安や疑問をもっている場合は、親身になって相談に乗りましょう。

 

特に、

複数の薬を使っている場合や処方内容に問題がある場合は薬剤師の介入が必要になることがあります。

 

薬剤師は患者さんの来局時に患者さんの身なりや表情などから生活状況を察知し、

薬の使用状況や問題点を確認します。

 

 

例えば、

腎機能が低下している可能性のある患者さんや孤独死の危険性の高い高齢者など患者さんの生活状況を見て、

薬剤師は適切な支援を提供します。

 

 

 

親身になって対応し、安心して薬を使用できるようにサポートすることが大切です。

 

 

2.【専門的かつ幅広い知識を持っている】

 

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薬物の作用や副作用、薬物相互作用など、幅広い知識を持ち、

適切な薬剤選択や投与量の調整、副作用の管理を行うことができます。

 

 

 

そのため、薬剤師としての知識が豊富であることが特徴として挙げられます。

 

 

 

知識があるだけでなく、その知識を活かして、患者さんに最適な薬剤情報を提供することが求められます。

また、最新の医療情報を学び、それを患者さんに伝えることも大切です。

 

 

3.【エラーを防ぐための努力】

 

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信頼できる薬剤師は、エラーを防ぐための努力が大切です。

例えば、薬剤師同士のダブルチェックを行うことで人間によるミスを予防できます。

 

 

特にハイリスク薬や複数の剤型や規格がある薬剤などについては、

各薬局でマニュアル化し、徹底することが大切し、患者情報の正確な記録ができる人が該当します。

 

 

4.【チーム医療に参加する協調性】

 

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薬剤師は医師や看護師、理学療法士など、他の医療従事者と協力して、

患者さんに最適な医療サービスを提供することが求められます。

 

 

チーム医療に積極的に参加し、情報共有やコミュニケーションを行うことで

より良い医療サービスを提供できます。

 

 

以上のように

信頼できる薬剤師にはコミュニケーション能力、豊富な知識、エラー防止の努力など様々な特徴があります。

 

 

これらの特徴を持つ薬剤師は、

オンライン服薬指導という新たな環境においても患者さんからの信頼を勝ち取ることはでき

今後も重宝される存在といえるでしょう。

 

 

さらに、

薬剤師としての信頼性を高めるためには自己啓発やスキルアップにも取り組むことが重要です。

 

 

例えば、

薬剤師としての知識やスキルを向上させるためのセミナーや勉強会に参加したり、

語学力やコミュニケーション能力を高めたりするための勉強をすることも有効です。

 

薬剤師としての役割や責任を自覚してプロ意識を持って取り組みましょう。

 

 

 

研修やセミナーなど学びの場を積極的に活用しよう!

富永薬局では充実した研修制度を用意しております

 

富永薬局の薬剤師向けの研修やセミナーには以下のようなものがあります。

・「サンデーセミナー」

・「薬剤師あゆみの会」

 

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毎月第3日曜日に開催される「サンデーセミナー」はCPCに認証された薬剤師向けの研修で、

医療や介護福祉分野における最新の情報や専門医の講演を聞くことができます。

 

 

サンデーセミナーに参加するとスキルを磨き、受講認定単位を取得できます。

薬剤師だけでなく、学生や育児休暇中の方も参加でき、参加費は無料です。

 

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「薬剤師あゆみの会」は新人から2年間で3回の合宿研修が行われ、

コミュニティーファーマシストに必要な基礎スキルを学ぶことができます。

 

 

富永薬局のセミナーや研修に参加することで薬剤師のスキルアップや知識の向上が期待できます。

また実務で学んだ知識やスキルを活かし、患者さんからの信頼を得られるでしょう。

 

 

ぜひこの機会に参加して、高度な医療サービスの提供につなげていただきたいと思います。

 

 

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