2023年02月16日
「時短勤務でないと子育てと仕事の両立が難しい」
「保育園から呼び出しがあると職場に迷惑をかける」
「保育園のお迎え時間を気にしてしまう」
など悩んでいる薬剤師さんも多いのではないでしょうか?
正社員で働きながら子育てをするのは想像以上に大変です。
そのため、【子育てと仕事を両立するために時短勤務を希望する方】もいるでしょう。
など悩んでいる薬剤師さんも多いのではないでしょうか?
そんなママ薬剤師さんのために
この記事で【時短勤務で働くためのノウハウ】をお伝えします。
✅本記事の内容
- 時短勤務の制度について(薬剤師でも可能?)
- 時短勤務のパターンと時短勤務できる薬局の特徴
- 薬剤師の時短勤務のメリットとキャリアアップに与える影響
- ママ薬剤師は時短勤務で子育てと仕事を両立しよう!
この記事では、
薬剤師の時短勤務が可能かどうか、またそのメリットとは何かなどについて紹介します。
ぜひ最後まで一読してみてください。
時短勤務の制度について(薬剤師でも可能?)
時短勤務の正式名称は短時間勤務制度といいます。
2009年に育児・介護休業法が改正され、この制度が義務化されました。
短時間勤務制度は、所定労働時間を6時間とする制度です。ただし、この制度はすべての従業員に適用されるわけではありません。
短時間勤務制度の対象者は、以下のとおりです。
・3歳に満たない子を養育する労働者
・1日の所定労働時間が6時間以下でないこと
・日々雇用される者でないこと
・短時間勤務制度が適用される期間に育児休業をしていないこと
・労使協定により適用除外とされた労働者でないこと
なお、労使協定により適用除外とされる従業員は以下とおりです。
・雇用期間が1年に満たない労働者
・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
・業務の性質又は業務の実施体制に照らして、短時間勤務制度を講ずることが困難と認められる業務に従事する労働者
参照元:厚生労働省/短時間勤務制度
薬剤師の求人情報を見ると、時短勤務制度を導入している企業が多く、準備が整っていることがわかります。
またパートでも産休・育休制度など福利厚生などが充実し、育児をしながら
時短勤務で働くママ薬剤師をサポートする環境を整えている企業も多いです。
時短勤務のパターンと時短勤務できる薬局の特徴
【正社員の時短勤務の場合】
「短時間だけ働きたいけど、高い給料はほしい」「子育てと両立してキャリアを積みたい」という方は、短時間勤務制度を活用しながらフルタイムで働くことをおすすめします。
正社員の最大のメリットは給与の良さです。
薬剤師の時給は他の職種に比べてパートや派遣においても高いと言えますが、正社員の年収以上の収入を得ることは難しいです。
将来を見据えて短時間勤務制度を理解した職場に転職したい場合は、転職サイトの利用や短時間勤務制度を採用している企業を探すのがベストです。
【パートの時短勤務の場合】
短時間勤務制度の条件を見ると、
「6時間以上は勤務していない」「子どもが3歳までしか制度を利用できない」など、短時間勤務制度の条件に当てはまらないと思う方は、パートでの時間勤務がおすすめです。
短時間勤務制度を利用できない薬剤師も、パートで働くことで時短勤務が可能です。
【派遣社員の場合】
「時短勤務はしたいけど、収入は減らしたくない」という方は、派遣社員という方法があります。パートよりも時給が高い傾向にあり、時短勤務でも高い収入を得られます。
また、希望の勤務時間を事前に契約できるメリットがあり、自分のペースで働けます。
短時間勤務制度を適用できる薬局とは、どのような薬局なのでしょうか?
結論からいうと、すべての企業に時短勤務制度があるわけではないのです。
大手の薬局・ドラッグストアは短時間勤務制度への理解が多い傾向にあります。
【大手の薬局やドラッグストアは時短勤務などの制度が充実】
大手薬局は多くの薬剤師を雇用しているため、幼い子供を持つ薬剤師も少なくありません。
その結果、多くの薬剤師が仕事と育児の両立に苦労しており、会社全体の問題と捉えやすい状況にあります。
産休・育休だけでなく、短時間勤務制度を導入することが多い傾向にあります。状況は人によって異なるため、半日または2時間の勤務の勤務形態を選択できるなど、充実した体制を設けている薬局も少なくありません。
大手の薬局では、インターネットを利用したシステムで勤怠管理を行うことが多いです。制度を導入している薬局は、時短勤務の薬剤師の仕事をフォローしやすいという背景があります。
【中・小規模の薬局でも、相談により時短勤務も可能】
中・小の薬局や個人経営の薬局は、時短勤務制度がないことがあります。仕事と育児の両立に不安がある場合は、オーナーや上司に相談しましょう。
そのような職場では、一人一人の仕事の負担が大きく、労働時間の短縮が難しくなっています。
しかし、状況によっては時短勤務を認めてもらえることもあります。
ほとんどの企業は、大小を問わず、薬剤師にはできるだけ長く働いてもらいたいと望んでいます。
薬剤師が仮に退職した場合、人材を補充するために採用を行う必要があり、採用が成功したとしても、薬剤師の育成には時間と費用がかかります。
そのため、時短勤務を認めて働き続けてもらった方が効率的だと考えています。大手だけでなく、中・小の薬局でも交渉により必要に応じた時短勤務が可能かもしれません。
薬剤師の時短勤務のメリットとキャリアアップに与える影響
【勤務時間を減らすことで、プライベートのバランスがとれる】
パート薬剤師は、希望に応じて勤務時間を調整できます。
【正社員】はフルタイムで働くことが一般的ですが、【パートの場合】は、短時間勤務や曜日を限定するなどの条件で雇用契約を結べます。
また、パートであれば残業が発生することも限りなく少ないでしょう。
例えば、
【子育て中の方が薬剤師のパートをしている場合】は、子どもが幼稚園や保育園に通っている間だけ働くことが可能です。
【パート薬剤師】なら、勤務日数を週3~4日のみと制限することができます。
そのため、子どもとの時間を過ごしたり、家事をしたりなどの時間を確保できます。
ライフスタイルの変化によりフルタイムでの勤務が困難な場合でも、パートの薬剤師は仕事とプライベートを両立できるでしょう。
【業務量を減らしてマイペースに働ける】
パート薬剤師は勤務時間が限られているため、業務量を抑えられます。
また、正社員と比較すると、責任のある仕事をすることも少ないでしょう。
例えば、
【パート薬剤師】は、店舗の責任を担う管理薬剤師に任命される可能性が低くなります。
法律では、パート薬剤師も管理薬剤師になることができますが、この場合、さまざまな管理業務を担当する必要があるため、時短勤務を希望するパート薬剤師が管理薬剤師になることはほとんどありません。
各職場では、パート薬剤師の勤務時間によって業務範囲が決まります。
これにより、子育てや介護をしている方も仕事と両立して働きやすくなっています。
Q.では時短勤務の薬剤師は、キャリアアップができるのでしょうか?
パート薬剤師は勤務時間が短いため、仕事の責任も限られています。
そのため、パート薬剤師は職務の一部のみを行うのが一般的です。
将来的には「役職に就きたい!」、「管理薬剤師をやりたい!」と思っていても、パート薬剤師はキャリアアップが難しい可能性があります。
ゆくゆくは管理薬剤師または役員として働きたい場合は、パート薬剤師よりも正社員で働くことで可能性が高くなります。
子育てや介護が落ち着いた段階で、正社員を目指すのも1つの方法です。
すでに正社員の薬剤師として働いている場合は、一時的に時短勤務を希望することもできます。将来のキャリアプランを考えて、パート薬剤師の勤務が合っているか検討しましょう。
ママ薬剤師は時短勤務で子育てと仕事を両立しよう!
薬剤師としての時短勤務を検討する際は、今の職場に相談するのが一番ですが、時短勤務が可能であっても、子どもが3歳までなど条件が非常に厳しいケースもあります。
このような状況では、子育ても難しいでしょう。
また、育休から復帰しても、以前と同じようなペースで働くことは困難になるかもしれません。
この場合、薬局やドラッグストアへ転職を考えるべきですが、育児に理解のある職場への転職が良いでしょう。
富永薬局は、薬剤師のワークライフバランスをサポートしています。
働く・休む、メリハリをつけやすい職場環境
・リフレッシュトラベル奨励金
リフレッシュ、自己啓発、家庭サービスのための国内外の旅行資金を、毎年希望の時期に支給しています。
みんなが利用している制度なので、「お互い様」の社内風土があります。
・産休、育休、介護休暇、男性育休
産休・育休・介護休暇などの制度も充実しており、制度を利用しやすい環境 を整えています。
休業後の仕事復職もしっかりサポート。
・準社員制度もあり、働き方を相談できる柔軟性
例えば、子育てが一段落するまではパートや8割勤務の準社員として働き、落ち着いたらフルタイム正社員に切り替える、など、柔軟な働き方を相談することができます。
・資格取得支援制度をはじめ、継続的な自己研鑽をサポート
・認定薬剤師に必要な単位を取得できる研修を毎月提供
薬剤師の仕事はやりがいがありますが、育児との両立は大変でストレスがたまります。
時短勤務が可能な企業や福利厚生の充実した薬局への転職をお考えの方は、富永薬局で働いてみませんか?
転職希望の薬剤師さん、あなたの働き方をご相談ください
シフト制の求人や午前や午後だけのパートも随時募集しております。
詳しい採用情報に関してはこちらの画像をクリックしてご確認ください。
▼
<~時短勤務で働いている先輩薬剤師ママさんの声~>
2013年に長女を出産しました。
ご自身もワーキングマザーである先輩には
休暇取得のことだけでなく、出産前後の身体や生活の変化とか、仕事と家庭のバランスとか、色々と相談に乗ってもらいました。
周囲に迷惑をかけてしまうことを申し訳なく思いましたがら「お互い様だから大丈夫。私の時もみんなが助けてくれたのよ。仕事のことは心配せず、元気な赤ちゃんを産むことを一番に考えて!!」と応援してもらえたのが何よりうれしかったです。
実を言うと、休職よりも復職する時の方が不安は大きかったですね。
でも人事部の女性担当者が親身になって
話を聞いてくれたり、保育園が決まるまでの育休の延長もできたので安心して復職できました。
今は時短勤務で、仕事と子育て、どちらにもやりがいを感じています。
完璧主義からか両立に悩んだこともありますが先輩方に助かられ、「親業」を楽しむ余裕が出てきた今日この頃です。
(薬剤師女性 iさん)