第299回サンデーセミナー

出が悪い、間に合わない、夜中に何度も目が覚める…最近は「おしっこの悩み」もずいぶん相談しやすい雰囲気ができて来ました。
同じような排尿トラブルを抱えている患者さまでも、実は病態は様々。
『第299回サンデーセミナー』は、よこやま腎泌尿器科クリニック院長の横山光彦先生をお迎えし、「男性・女性 下部尿路症状(前立腺肥大症・過活動膀胱)の診断と治療」をご講義いただきました。

「それぞれの患者背景を知り、検査結果から適正な診断・治療を行うため、ぜひ専門医に相談してほしい」と横山先生。
例えば尿流測定において、前立腺肥大症と尿道狭窄では似た尿流率曲線を示すため、経験を積んだ専門医でなければ見分けられないケースもあるそうです。
尿路機能疾患には適切な薬物療法が欠かせませんが、原因が複合していることも多く、α遮断薬と抗コリン剤など、薬剤が併用投与される処方も見られます。講義では、症状と診断、治療の目的、症状緩和のための薬剤投与の方法が豊富なデータとともに示され、専門医の処方意図を存分に学ぶことが出来ました。

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