見えないことは、私をモノから遠ざける。しかし、聞こえないことは、私をヒトから遠ざける。

かのヘレン・ケラーの言葉だそうです。

先月のサンゼミは《新倉敷耳鼻咽喉科クリニック》の福島邦博院長から「おとなの難聴・こどもの難聴」をご講義頂きました。
まず海外・国内のデータが示され『数が多いのに難聴はほったらかしになっている』現実から講義はスタート。
難聴は難聴だけで終わらない、小児の場合は言語発達の障害から学力の障害に。成人ならコミュニケーションの障害から就労に関わる障害に。いずれも社会参加の障害要因になるものです。難聴をそのまま放っておくことは、実は大きな社会損失につながるんだ、
―――先生の講義をきいて、こんな当たり前の事実を見過ごしていたことに気付かされました。
難聴者への情報補償のために出来ることを、私たちの薬局でも一歩ずつ取り組んでいきたいと思います。
福島先生、有難うございました。