第364回 サンデーセミナー
【日時】 2019年11月17(日) 9:30~12:30
【会場】 ピュアリティまきび 飛翔の間
【講義プログラム】
■『最新技術やサービスと、それらを調剤でカタチにすること』
家田 啓史 氏
(株式会社ユヤマ 商品企画部 次長)
■『感染症を取り巻く環境~呼吸器・耳鼻咽喉科感染症治療を中心に~』
岡部 聡士 氏
(杏林製薬株式会社)
【研修認定単位】 1.5単位
【受講者のこえ】
■ 機械に任せられる仕事は任せて、薬剤師にしかできないその人に合った服薬指導や在宅医療をしていきたい。店舗の分包機にもまだまだ使いこなせていない機能もある事を知り、フルに活用して業務の短縮に生かしたいです。
■ 今回は医療機器開発担当さんの講演で、ごく一部ではあるけれど世の中の最新技術についての紹介があり興味深かった。MaaSなど恋通手段のソフトウェアの進歩は目からウロコで、知らないと取り残されると感じた。全自動の調剤センターは近い未来に実現する可能性が高いと思う。これからの薬剤師像を考えさせられた。対人業務を強化して患者さんから「この人でよかった」と思ってもらえる薬剤師になりたいと思う。
■ 以前上司に「君の投薬はロボットのように通り一辺倒だね」と言われたことがある。AIに取って代わられないように柔軟な対応が必要であると改めて感じた
■ 人口減少。高齢化の変化などから、未来のスーパーシティ構想での薬局・薬剤師・調剤機器の在り方について学びました。ただ機械化すればよいだけでなく「個別最適化」が大事であると感じました。今後のスーパーシティ構想候補地へのアプローチなど、とても広い目をもって活動されているのだなと感じました。常に変化する環境の中で、自分の仕事や立ち位置。居場所を考えることを感じました。
■ 時代の流れを敏感に捉えながら、いかに自分たちが患者様に対して満足していただける業務につなげられるかを考えていく必要がある。自動化が進んだとしても人でしかできない業務もあり、対人力・共感力など活かして薬剤師が薬局から外へ出て行かなければならない時代になっていくと思った。地域医療情報ネットワークについては、自治体や医師会など都道府県ごとでなく国の政策としてひとつのシステムにしたほうが有益だと思う。
■ 機器の状態をメーカーでモニタし、現場から連絡が来る前に不具合を把握しておける技術や、病棟で薬を使用したかタイムリーに分かるなど、データ通信を用いて現場だけでなくメーカーの方でも状況を管理できている。調剤業務も近代化にそって機械の役割が増えていくのかなと思いました。薬剤師の立場が危うくならないよう人でしかできないことの技術を高めていかなくては。
■ 今後、AIホスピタル、遠隔診療等、未来の医療の変化を受け入れ対応することが求められる。目先の優先事項を毎日こなしがちだが、新しい情報や知識等の重要事項もおざなりにしないよう日頃から勉強していきたい。遠隔でモニターを通して服薬指導ができる外来の話はとてもワクワクした。在宅患者さんと画面越しで話し、話す内容だけでなく匂いセンサーで異臭がわかったり、スキンディスプレイで体内の変化を見ることができるようになれば、家に行かなくてもよくなることもあるのかと楽しみになった。
■ 今後、非薬剤師による調剤補助業務が明確になったので対物業務をある程度任せられるようになるのは喜ばしいが、そのことにより例えば調剤料・一包化加算のような本体報酬が下げられるような事態になれば大変だと感じた。
■ 何でもオンライン化して機械エラーが起こった時に業者にデータが飛んでくれれば、電話対応等に人手がとられなくて便利だなあと思いました。早く対応してほしいです。OTCの自販機とか混注のアウトソーシングなんて考えたこともなかったです。多職種の方の話、未来の話、目からウロコなものがいろいろありました。いろんなことに柔軟に対応できるようにアンテナは広げておきたいなと思いました。
■ 薬剤師としてより良い業務とは何か、患者として受けたい医療サービスとは何かを考える時間を持ち、日々の業務の中に改善できることはないかという視点を持ち続ける。
■ 患者さんの状態・ニーズを得るべく共感力を生かして対応していきます。メーカーさんの取り組みの実際を詳しく聞くことができて大変有意義だった。
■ 最新の技術を取り入れ、調剤の工場化などを行うと待ち時間が短縮され、早く帰りたい患者さんにとって良いことかもしれないが、投薬中に気づくことや実際に現物があるから伝わることもあるように思う。機械化により間違いのリスクが減ったりスピードが早くなるなどの利点はたくさんあるが、機械化するばかりが良いのかな?