第367回サンデーセミナー(2020年2月)実践!かかりつけ薬剤師~感染対策~

第367回 サンデーセミナー

【日時】 2020年2月9(日) 9:30~12:30
【会場】 コンベックス岡山 中会議室6
【講義プログラム】
 ■『かかりつけ薬剤師として知っておきたい感染対策』
  塩田 澄子 先生
  (就実大学薬学部 学部長 / 薬学科教授(生命薬学部門))

 ■『不眠治療を再考する』
  竹田 篤志 氏
  (エーザイ株式会社)

【研修認定単位】 1.5単位

 

 

 

感染対策の極意は「敵を知り己を知れば百選危うからず」。感染症対策として薬局には「情報発信する場」として正確な情報や予防策の提供を行う役割がある。また、コロナでもSARSでも対応した医師や看護師が感染し犠牲になっている。感染拡大を防ぐためにも、医療従事者自身の感染予防対策も重要。

 

【受講者のこえ】

 ふだんの業務で薬局の中では注意して手指消毒を行っているが、今回の講演を聴いて、職員が感染源となるリスクは意識していなかったことに気づかされました。在宅訪問や施設訪問時には特に意識して対策したい。

 新型コロナウイルスは話題となっている今、とてもタイムリーに感染対策についての話が聞けて良かったです。米国では年齢や妊婦卵アレルギーの方それぞれに合わせてインフルエンザワクチンを使い分けていることを初めて知りました。日本でも使い分けれるようになれば良いと思いました。

 細菌性感染において、抗菌薬が処方された場合に耐性菌の問題から薬剤師はその薬剤が適切であるかの判断が出来なければならない

 

 感染対策を行う上で、消毒液・手指衛生・衛生材料の知識は取り入れていたが、温度管理についてどの程度指導するべきか悩んでいたので本日の研修で解決できた。

 

 感染症に対する正しい知識、感染対策、衛生について学び、患者さんからの問い合わせ対応に生かしていきたい。教えていただいた情報サイトで日々正しい情報を手に入れ、患者様への啓発活動・正しい感染予防に役立てていきたい。

 新型コロナウイルスの流行によってマスクの品切れなどで不安な気持ちになる方々が多い中、標準予防策が有用であるため、人込みを避けたることや、洗い残さないよう手洗いすることなど、いつも以上に徹底指導していきたい。

 感染症予防には各ウイルスの特性を知り感染拡大を防ぐ有効な手段をとる事。手洗いが基本。今回の講義内容はとても分かりやすく現場での踏み込んだ内容もありとても参考になりました。新型コロナウイルスなどタイムリーな話題も聞けて良かったです。。

 

 感染症専門の先生から新型コロナウイルス対策について最新の見解を聞くことができて良かった。マスク不足が深刻になっていますが、一番は咳エチケットと手洗いであることを説明していきたいです。

 

 予防接種について最新の制度をきちんと知らなかったので、これまでの変遷も含めて現行制度を理解できてよかった。40~57歳くらいの男性患者さんの生年月日を見て、風疹のワクチン接種を受けていない可能性が高いので「風疹のクーポンは来ましたが?ぜひ抗体検査を受けてくださいね」と一言伝えたいと思います。

 

 感染症の実態・感染源の特性によりとるべき予防策・対応が異なるため、適切な判断と見極めが重要。不必要に慌てることなく冷静な判断により、患者さんに対応していく。塩田教授の講義はポイントもわかりやすく、厳選されていてとても理解しやすかった。タイムリーなコロナウイルスについても解説頂けて大変ありがたかった。

 

 薬局と在宅における薬剤師が行うべき感染症に対する標準予防対策を再確認することができた。実務的でたいへん参考になりました。

 

 

 眠剤のリスクとベネフィットを理解すること。睡眠時間ではなく睡眠効率が大事。プラセボ効果もあるので患者さんの不安を軽減してあげることが大切。患者さんの中にも不眠で悩む方が多く、少しでもできること・気をつけていくことを提案できるように思えた。

 

 不眠症の治療薬は漫然と投与すべきではなく、休薬することを前提に治療の経過観察を慎重に行っていきたい。今回も新しい知識を得ることができたので、自身での学習のモチベーションを保つ良い機会になった。

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