2023年05月15日
「薬局と薬店の違いってなに?」
「薬局とドラッグストアって一緒じゃないの?」
「薬局ならどこでも処方箋を扱ってくれる?」
そんな疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。
「薬局はどこも同じ」と感じている方も少なくありません。
しかし、薬局には種類があることをご存知ですか?
この記事では「薬局ってどこも同じじゃないの?」という疑問に回答し、
【そもそも薬局とはどんなところか、どのような役割があるのか】についてご紹介いたします。
薬局はどんなことをしてくれるの?
そもそも「薬局」とは何をしてくれるところだと思いますか?
「お薬を売っているところ」というイメージが大きいかと思いますが、薬局にはさまざまな役割があります。
・医師からの処方箋に基づきお薬を調剤する
・お薬の説明やお薬の相談に乗る
・患者さんの健康をサポートする
・医療機関との連携
お薬を処方箋に沿って調剤するだけではなく、お薬の相談にも乗ってくれます。
この相談には、病院やクリニックから出されたお薬の相談だけではありません。
薬局では、市販薬や自分が飲んでいるサプリメントのことまで幅広く相談することができます。
あまり知られていませんが、
患者さんの健康のサポートまで行うのが薬局の機能の一つでもあります。
例えば
「体重が増えてしまったけど、どのような運動や食事制限をしたら良いのかわからない」
「最近身体の不調を感じる。こういった症状は何科を受診すればいいの?」
「身体に良いサプリメントや健康食品を教えてほしい」
このような悩みやちょっとした気になることでも相談でき、
薬のことだけではなく健康のことまでアドバイスしてくれます。
医療機関との連携では、副作用や患者さんのアレルギーの情報を医療機関の医師へ相談したり、
入院をしていた患者さんが在宅医療に移る際の治療方針の共有のために、
医療機関が開催する連携会議への参加なども薬局は行います。
薬局はお薬を取り扱っているだけではなく、このような役割や機能を果たしているんです。
くすり屋には種類がある!薬局・薬店・ドラックストアとの違いについて
「薬局」と聞いた時に、薬を取り扱っているお店という大きなイメージはあるけれど、
一般的に「薬店」や「ドラックストア」と言われているお店との違いについて、
はっきりとは答えられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一般的にお薬を専門的に扱うお店は
・薬局
・薬店
・ドラッグストア
があります。
この中で、医師から出された処方箋のお薬を取り扱うのが「薬局」です。
病院やクリニックの医師から出された処方箋の指示に従い、薬剤師が調剤をします。
薬局は【薬の専門職である薬剤師が常にいること】が特徴です。
薬店:薬局とは違い、薬剤師の常駐や調剤室の設置がありません。医薬品を販売するお店のことです。
ドラックストア:日用品や化粧品、一般医薬品を扱うところというイメージがありますが、基本的には薬店と変わりません。
しかし近年、
ドラッグストアと呼ばれる店舗でも、調剤機能を持ち薬局としての許可を得て営業している店舗も増えてきています。
薬局を併設したドラッグストアであれば薬局と機能的に大きな違いはありません。
お店に「処方箋受付」「保険薬局」などの表示があれば「薬局」であり、
必ず薬剤師がいます。
気軽に相談ができる地域の薬局を見つけておけば安心
厚生労働省では「患者さんのための薬局ビジョン」を掲げています。
自分の都合に合わせ、受診した病院やクリニック近くの薬局で薬を受け取ったり、
自宅近くの薬局でお薬を受け取ったり、その時々で薬局を使い分けている方もいらっしゃるでしょう。
今後はこのビジョンにより
【患者さんがどの医療機関を受診しても、身近なところにあるかかりつけ薬局に行く】という方針が立てられています。
つまり「自分が行く薬局を一つに決めましょう」という考え方が
今後広まるのです。
自分がいつも利用する薬局を一つだけにするメリットとして
・今までの服薬歴や現在服用中の全てのお薬に関する情報を薬局(薬剤師)が把握できる
・複数の医療機関を受診した場合でも、同じ成分の飲み合わせを防ぐことができたり、相互作用を防止することができる
・過去の服薬情報等が分かる顔見知りの薬剤師が相談に乗ることができる
などがあげられます。
富永薬局は、岡山県下トップクラスの店舗網を展開しています。
岡山市、倉敷市、玉野市エリアに約20店舗の調剤薬局を開設、皆様のご自宅からも近い地域の薬局です。
富永薬局では処方箋のお薬の相談だけではなく、
毎日の健康管理や病気の予防についても専門家がご相談に応じます。
自分の病気や体調などを理解している専門家が近くにいれば安心です。
自分が薬局を選ぶ時代。ちょっとしたことでも活用を
薬局は、お薬の提供だけではなく、患者さんが毎日元気で過ごせるようにサポートする役割があります。
処方箋がないと「薬局の中に入り辛い」そう感じる方もいらっしゃると思います。
しかし処方箋がなくても、気軽に立ち寄って良い場所なんです。
相談する内容もお薬のことだけではなく、
自分のちょっとした健康への不安、家族の介護のこと、病院のことなど、ふと心配になったことでも良いんです。
不安なことがあれば、お近くの薬局を訊ねてみてください。
「ここの薬局なら安心」「この薬剤師さんなら信頼できる」そう思えるような薬局を探しましょう。
富永薬局は、これからも地域の皆様の健康をトータルサポートし、皆様と一緒に歩む薬局を目指していきます。